top of page
検索
Shimura Kanae

2016年個展「今日も(私が)幸せであるために」


DM.

このころから、個人の持つ幸せ感に興味を持ち始める。

自分の身に起こった幸せな出来事は、他人にとっての不幸せな出来事なのかもしれないという考えから、個人の持つ他社への無意識下で起こる影響力のようなものがあるのではないか?という考えをもとに制作することが増える。




「半額シールの女たち」

このころから婚活という言葉が浸透し始める。

女性は異性を値踏みしているようで、値段を付けられるようになる。


左の女性用下着にはインターネット上のとある掲示板の言葉がプリントされている。

インターネット上で自分の使用済み下着を売って金銭を得る女性がいるという。

自らの価値を金銭に置き換えて、欲しいものを得ようとする彼女たちは逞しく、同時に危なっかしい。

労働ではなく、自らの肉体を切り売りする彼女たちは確かに存在していた。


「一人で生きていけるような女には私はなりたくはない。」

私は強がることもせずに、誰かに頼り、感謝し、踏みつけてでも幸せでいたい。

そんなことを考えていた時の作品。

閲覧数:2回0件のコメント

Comments


bottom of page